思春期を迎えると体つきも変わり、ただでさえ自分の体の変化に戸惑う子供たちなのに、そこへ小学校から中学への進学。勉強中心になり学科ごとで先生がころころと変わる中、そういった変化についていけない生徒たちも出てきます。
個別対応していた小学校とは違って、まだまだ中学ではたくさんの先生や教室移動、選択授業の為のクラスメートの入れ替えなど、発達障害を理解してもらうには学校全体に働きかける必要もありますが、なかなか理解されず、協力してくださるのはまだ少ないのが現状です。
中には個性をやみくもにとりあげられ、集団に入れず孤立したり、いじめなどのきっかけで「不登校」になってしまったりすることもあります。
こんなときに、特別支援教育コーディネーターや、スクールカウンセラーが活躍してくれるとありがたいのですが、まだまだ全校に配置にはいたっていません。
思春期や青年期に何らかの不調を感じ、初めて精神科に通う人も珍しくないのですが、発達障害と診断できる医師がまだまだ少ない為、本当の支援が届かないことが多く、本人たちがどうしていいかわからず、二次障害のうつ症状になってしまったり、反社会的な虐待や反抗・行為を反復して繰り返す行為障害にいたってしまうことがあります。
これらの二次障害は児童期からも発症することもあるので、早めのカウンセラーや通院などの対処が大切になってきます。
また青年期となって就労する際も、会社での人間関係がコミュニケーションの障害でうまくいかず悩んだり、上司の指示がよく理解できず仕事の失敗などが続いたりして落ち込んだり、最終的には朝起きれない、やる気が出ないなどのうつ症状を発症して離職してしまったりすることがあります。
そうして離職しては新しい職場でまた同じことを繰り返し、職を転々とすることもあります。
こういうときは周りからやる気がないなどと責められたりするものなのですが、そうではなく障害の一つなのであって、決して本人の気持ちのせいではないのです。